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住居をはじめ、店舗の開業や事務所にコンテナハウスを検討している方もいるのではないでしょうか。コンテナハウスを活用する際に、基礎工事を行うことを耳目にしたことがある方もいますよね。
当記事では、コンテナハウスに基礎工事が必要な理由に関して解説します。複数の種類がある基礎工事の施工法の選び方も説明するので、ぜひ参考にしてください。
コンテナハウスが建築物に該当する場合は、基礎工事が必要になると建築基準法で規定されています。そのため、建築基準法(第2条第1号)が規定する200平方メートル以上のコンテナハウスは、建築に際して建築基準法に適応し、建築確認申請を行う必要があります。
【建築基準法における構造耐力に関する確認事項】
建築基準法第20条では、構造耐力に関して規定しています。コンテナの設置に際しては「適切な基礎」「コンテナと基礎やコンテナ同士の接合」が適切に行われる必要があります。
さらに、コンテナハウスを設置する際に基礎工事を行っていても、建築基準法に適合しない事項がある場合は違反建築物となる可能性があります。建築基準法に適合しない違反建築物と見なされた場合には、管轄の特定行政庁から是正指導や是正命令を受ける対象となります。
なお、設置を予定しているコンテナハウスに関して建築確認申請が必要かどうかの判断基準を確認したい方は「コンテナハウスの建築確認が必要な場合と不要な場合を解説」を参考にしてください。
基礎工事を行うことによってコンテナハウスの安定性を高められます。そもそも「基礎」とは、建築物を安定させるための土台を据える工事のことです。
地震の多い日本では建築物の種類を問わず、基礎工事を行い、土台を安定させる必要があります。基礎工事を行わなかった場合、建築基準法による認可が受けられないだけでなく、地震や地盤沈下によって建物が倒壊する可能性もあります。
コンテナハウスが傾いたり、二階建てにした際にずれたりしないようにするためにも、基礎重視すべき工事として把握しておきましょう。
コンテナハウスに用いられる基礎工事には種類があり、地盤の強度によって選びます。
【コンテナハウスに用いられる基礎工事の種類】
基礎工事の種類 | 概要や特徴 |
ベタ基礎 |
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布基礎 |
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独立基礎 |
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ブロック基礎 |
※建築基準法に適合しない |
4種類の施工法の中で、ベタ基礎が最も耐震性が優れています。そのため、コンテナハウスを設置する場所の地盤が弱い場合はベタ基礎、地盤が強い場合には布基礎が適しているといえます。
なお、ブロック基礎を用いた場合、土地に定着した状態ではないため、建築確認申請が通りません。
コンテナハウスの基礎工事は、20フィートのコンテナを使用する場合は、70万円程度が費用目安となります。
ただし、採用する基礎工事の種類や設置場所によっても費用は変動します。基礎工事を含めたコンテナハウスの設置にかかる予算に関しては、基礎工事の実績が豊富な業者に相談し、見積もりを出してもらうことを検討してください。
コンテナハウスの基礎工事の流れは以下の通りです。地盤調査を行った後、概ね6工程で完成します。
【コンテナハウスの基礎工事の流れ】
工程 | 作業の概要 |
【1】地縄張り |
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【2】遣り方工事 |
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【3】堀削 |
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【4】下地 |
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【5】配筋型枠組み立て |
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【6】仕上げ |
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なお、コンテナハウスの基礎工事にかかる工期は1か月程度です。コンテナハウスの設置は、基礎工事にかかる期間も念頭に入れて計画を立てるようにしましょう。
基礎工事は、建築物を安定させるための土台を据える工事のことです。コンテナハウスを設置する際の基礎工事は建築物とするなら建築基準法で規定されています。コンテナハウスは、建築基準法(第2条第1号)が規定する建築物であり、建築に際して建築確認申請を行う必要があるからです。
基礎工事を行うことによってコンテナハウスの安定性を高められます。基礎工事を行うことで、建築基準法による認可が受けられるだけでなく、地震や地盤沈下によって建物が倒壊するリスクを回避できます。
基礎工事は地盤調査を行った後、概ね6工程で完成します。
コンテナハウスに用いられる基礎工事には「ベタ基礎」「布基礎」「独立基礎」など複数の種類があります。コンテナハウスを設置する地盤の強度によって基礎工事の施工法を選ぶようにしましょう。